[施工ニュース vol.18]日比谷共同溝工事に伴う雨水調整池築造工

※本記事は過去に発刊している「施工ニュース」をWeb用に掲載しているものです。

都心の集中豪雨浸水被害を一挙に解消
~日比谷交差点の下にプレキャスト製品による地下式雨水調整池を作りました~

現場では国土交通省による「日比谷共同溝」が施工中、通常は工事終了後に埋め戻す部分の有効利用として雨水調整池を築造(東京都下水道局)したことが大きな特徴。掘削費用の削減にもつながりました。

地上作業ヤードでの作業

このあと縦孔から製品を吊り下ろします。

縦孔一箇所から製品を地下におろし、スライドさせて製品を所定の位置に設置しました。狭い作業ヤードで施工可能になり交通渋滞緩和にもつながりました。

主要幹線道路下(日比谷交差点下)でスピーディー施工が求められていました。プレキャスト製品を使うことによって大幅な工期短縮が図られました。

基礎にあらかじめレールを埋め込んでおき、チルタンクで横引し、所定の位置まで搬送します。横引搬送時の転倒防止策として、スタンドブロックとスラブをセットした1リングにしてから重機で押していきます。(チルタンクによる横引き工法は弊社の特許工法です。)

天井スラブから地上まではこれしかありません

工事終了後、大勢の関係者皆様による現場説明会、見学会が行われました。

出来上がり