[施工ニュース vol.21]大型 分割式ボックスカルバート

本記事は過去に発刊している「施工ニュース」をWeb用に掲載しているものです。

酒匂川流域下水道左岸処理場に隣接する道路の拡張工事として、プレキャストボックスカルバート(大型3分割組立て式)を使用して橋の架け替え工事を行いました。
現況川幅は9.2m、使用したボックスカルバートは内幅10.5m 内高2.75m 橋長は11mです。

工場で出荷を待つ分割大型ボックスカルバート

ボックスカルバート据付箇所。水替えも完了

プレキャストボックスカルバートの使用により、現場打ち施工に比べ大幅に工期の短縮が可能です。
早期に現場回復、供用・通行を開始することができ、現場の騒音や廃材の減少につながるため近年この工法がとても多くなっています。

端壁5.7t、頂版スラブ15.3tと部材は大変重量物なため、組立て施工時は十分注意をしました。

端壁L型+頂版スラブの組合せ
水替えを想定し底版部分は現場打ち構造としました。

上下の接続は機械式継手です。

組みあがったボックスカルバート内部(橋梁下)

『 完  成 』

雨が降ると水位が上がります。

「酒匂川流域下水道左岸処理場場内通路・搬出入路整備工事」

発注者:神奈川県流域下水道整備事務所