[施工ニュース vol.09]Under pass the ボックスカルバート

※本記事は過去に発刊している「施工ニュース」をWeb用に掲載しているものです。

大型 分割式ボックスカルバートは、たとえばトンネルやアンダーパス、橋梁などにも使用されています。
強度・品質に優れ、工期の短縮、工事環境にも効果が証明されているプレキャストボックスカルバート。
ますますその需要は増え続けていくでしょう。今回はこれまでの中でもちょっと変わった事例です。

1.地下避難通路工 神奈川県川崎市 □1500×2210 L=20m

川崎市にある首都高速神奈川6号川崎線大師ジャンクション係員の地下通路として、ボックスカルバートを設置した。近年、道路新設にあわせて料金所やETCレーンの収受員地下通路、避難通路としてプレキャストボックスカルバートがおおいに利用されています。

2.地下駐車場連絡通路 東京都世田谷区 □4800×2通路x3500 L=42m

A棟とB棟の地下駐車場をつなぐ連結通路をプレキャスト品で築造しました。都心に近く、大型のクレーン車の制限があり、天井スラブは現場打ちで製作しました。製品は全て大臣認定を取得し、その構造・品質・強度を証明しました。

地下駐車場への入り口
スプライススリーブ

-スプライススリーブ-
内側にテーパーと凸凹部を持ったスリーブに、異形鉄筋をつき合わせ挿入し、スリーブ内に「SSモルタル」を充填して鉄筋相互を一体化させた、引張力にも圧縮力にも耐える継手工法です。