[施工ニュース vol.19]斜橋・パラレル門型カルバート

※本記事は過去に発刊している「施工ニュース」をWeb用に掲載しているものです。

道路の拡幅に伴い、道路線形と河川に合わせて平行四辺形の橋梁をプレキャストパラレル(平行四辺形)ポータル(門型)カルバートでつくりました。橋の幅は8.83m、橋長9.25m、カルバートサイズ8150(8854)x2100x835(769)(mm)、11本です。
河川を横切る道路はいつも直角とは限りません。部材を平行四辺形で製作することにより現場線形に合った経済的な施工が可能になります。最大斜角度60°まで対応、強度も90°の製品と変わりません。

・古い橋を撤去し、水替えをする。コルゲート管。

・下部工、橋台は現場打ちで築造、その上にポータルカルバートを設置します。

カルバートは10.9t/本あるためクレーンの届かない部分は「ローラースライド工法」で横引をして所定位置まで搬送、設置しました。
ローラースライドS工法は当社の特許工法です。[特許 4577910号]

チルタンク(コロの原理、力持ちです。)
部材の平行四辺形に合わせて治具(黄色部分)も特注

-ボックスカルバートブロックの据付状況です-