[施工事例紹介]戸塚区俣野町L形開渠
大雨による浸水被害対策事業で施工された雨水排水路内にL形開渠を設置した工事を紹介します。
現場は、排水路と宇田川の合流点。
排水路は3600×3600のボックスカルバートで暗渠化され、水路出口から宇田川へ合流する区間が開渠となっています。
加えて、宇田川に沿うように開渠部にボックスカルバートを利用した遊歩道が設置されており、水路出口と遊歩道の間に三角形の穴ができている状態でした。
今回はこの三角形の穴を塞ぎ、車両が通れるようにする工事です。
当初の計画では水路出口の開渠部にひと回り小さい斜角のボックスカルバートを入れ、合流点まですべて暗渠化する案を考えていました。
しかし、合流点の角度が60度よりも鋭角だったため、ボックスカルバートでは宇田川の堤防からはみ出てしまいます。
そこで、開渠部にL形開渠を敷設し、スラブを合流点の角度に合わせた放射状の形状にする案を提案しました。
放射状型のスラブにすることで、宇田川の堤防からはみ出ることもなく、無理なく配筋できることから、こちらの案が採用。
工事発注者 | 横浜市環境創造局 管路整備課 |
工事名 | 西部処理区俣野地区ほか下水道整備工事 |
施工者 | 株式会社坂田組 |
Ⅼ形開渠ブロック寸法 | (内高)3500×(有効長)1000 重量 w=4424kg/本 |
施工日時 | 令和3年9月21日から25日 ※スラブは11月30日施工 |
無事に水路出口から合流までの区間に対して隙間なく暗渠化することが出来ました。