ボックスカルバートとは
ボックスカルバートとは、鶴見コンクリート株式会社が1963年に国内で初めて開発した「鉄筋コンクリート製矩形きょ」とも呼ばれる、箱の形をした地下に埋設されるコンクリート構造物のことで、ボックスの名の通り箱形のため、据付時の安定性や基礎形状を簡略化できるメリットがあります。
断面形状も箱形のため、円形と同じ面積でも共有部分が大きく取れ、水路だけにとどまらず、車道や人道などの横断通路、電線や通信などの収納といったインフラ事業全体で広く活用されています。
ツルミ式ボックスカルバートの開発
1964年東京オリンピックにあわせ横浜新道の建設に、作業のスピードと安価な建設コストが要求されました。
そこで現場打ちボックスカルバートに代るプレキャスト工場製品として、鶴見コンクリートは1963年5月に国内初のボックスカルバートのプレキャスト工場製品「ツルミ式ボックスカルバート」を開発し販売を開始しました。
従来の現場打ちカルバートと比べ、部材厚(頂版・底版・側壁)が薄くなり 強度的・コスト面においても、安定した高品質の製品提供が可能となりました。
半世紀が経過した現在も、数々の工事に採用され”施工期間の短縮”・”高品質”・”コスト削減”など高く評価いただいております。
近年我が国では少子高齢化、労働人口の減少に伴い 建設現場での省力化が課題になっています。
同時にコンクリート構造物の早期劣化事例に対し、新設構造物では耐久性と耐震性についての品質確保が求められておりますが、「ツルミ式ボックスカルバート」は、これらの解決策としても大きな成果をあげています。
また、創業者 伊藤 繁(故人)は全国の生活基盤が発展するよう、特許取得は行わずにツルミ式ボックスカルバートの寸法や配合、設計、施工をまとめた「設計施工要覧」を刊行いたしました。